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Webサイト診断とは?3つの目的や無料ツール11選を紹介

更新日:2026/02/09

Webサイトの改善をしたくても「どこから手をつければいいかわからない」と悩んでいる方もいるでしょう。無料のWebサイト診断ツールを活用すれば、専門知識がなくても効果的にサイトの課題を発見できます。この記事では、Webサイト診断の3つの目的や、無料で使える診断ツール11選について解説します。

Webサイト診断とは?おもな3つの目的

Webサイト診断とは、現在運用しているWebサイトの状態を分析して、問題点や改善点を明らかにする取り組みです。人間が健康診断で体の状態をチェックするのと同じように、Webサイトも定期的に診断を受けて現状を正確に把握する必要があるのです。

そしてWebサイト診断のおもな目的は、大きく以下の3つに分けられます。

  • Webサイトの成果を最大化する
  • ユーザーの満足度を向上させる
  • セキュリティリスクから守る

順番に見ていきましょう。

目的1:Webサイトの成果を最大化する

Webサイトを運営していても、問い合わせや商品購入といった成果に結びつかないケースもあります。要因はさまざまで、そもそもアクセスが集まっていない場合もあれば、途中で離脱してしまう場合などがあげられます。集客面では、検索エンジンへの対応不足や、SNS・広告が効果的に機能していないことが考えられるでしょう。

またWebサイト内部では、

  • 購入や問い合わせへの導線設計が不十分
  • 訴求力が弱い
  • ページの読み込み速度が遅い

などといった課題が、成果を妨げている可能性があります。

Webサイト診断を実施すれば、現状が把握でき最短ルートで改善策を見つける手がかりが得られるため、感覚や勘だけに頼らない効果的な施策を打てるようになるでしょう。

目的2:ユーザーの満足度を向上させる

Webサイトの作りが悪いと、内容が充実していても途中で離脱されてしまうため、訪問者をうまく活かせません。

たとえば、

  • クリックボタンが見つけにくい
  • ナビゲーションがわかりにくい
  • スマートフォンでの操作がしづらい

などといった使いにくさは、ユーザーに不満を与える原因です。

Webサイト診断を通じて、ページ構成やモバイル対応状況、表示速度などをチェックすれば、ユーザー視点での改善点が見えてきます。操作性や情報の見つけやすさが改善されると、ユーザーの滞在時間が延び、Webサイト内の回遊率も向上するため、最終的にはコンバージョン率の改善にもつながるのです。

目的3:セキュリティリスクから守る

Webサイトのセキュリティは、企業やサービスの信頼性に関係する重要な要素です。SSL証明書の未導入やCMS・プラグインの脆弱性を放置していると、ユーザーの個人情報漏えいやWebサイトの改ざんといった深刻なリスクにつながる可能性があります。

とくに更新が滞りがちなWebサイトでは、知らないうちに重大なセキュリティリスクを抱えている場合も。Webサイト診断では、脆弱性やマルウェア感染の有無など、サイバー攻撃に狙われやすいポイントを定期的にチェックできます。Web診断を通じて、こうしたリスクを早期に把握し、必要な対策を講じれば、ユーザーに安心して利用してもらえるWebサイトを維持できるでしょう。

無料で使えるWebサイト診断ツール11選

Webサイト診断で使えるツールは、用途によって大きく以下4種類に分けられます。

  • SEO診断ツール
  • ユーザビリティ診断ツール
  • セキュリティ診断ツール
  • アクセス解析ツール

順番に具体的なツールを紹介していきます。

SEO診断ツール

SEO診断ツールでは、検索順位の改善からWebサイトの問題発見まで幅広く対応できます。具体的なツールを見ていきましょう。

1:Google Search Console

Google Search Consoleは、Googleが無料で提供しているツールです。検索結果に自社サイトがどのように表示されているか、ユーザーがどんなキーワードで流入しているかなど、サイトに訪問する「前」のデータを確認できます。

とくに重要なのは、

  • 検索キーワードごとの表示回数
  • クリック数
  • 平均掲載順位

を一覧で把握できる点です。

また、サイトのインデックス状況やエラーの有無もチェックできるため、技術的な問題を早期に発見して対処できる点も大きなメリットでしょう。Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用でき、SEOを進めるうえで基本となるツールといえます。

2:SEOチェキ

SEOチェキは、WebサイトのSEO状況を総合的に簡易チェックできる無料ツールです。

調査したいページのURLを入力するだけで、

  • タイトルタグ
  • メタディスクリプション
  • h1タグ
  • 発リンク数
  • ページ読み込み時間

などの内部対策状況を、一覧で確認できます。

データ取得がスムーズで、ボタンをクリックしてから数秒で結果が表示されるため、複数ページを次々と診断したい場合でもストレスなく作業を進められるでしょう。とくに便利なのは「検索順位チェック」機能で、GoogleとYahooでの検索順位を最大3つのキーワードまで同時に調べられます。

また「キーワード出現頻度」機能を使えば、ページ内で特定のキーワードが何回使われているか、その比率はどのくらいかを数値で把握できます。

3:Ubersuggest

Ubersuggestは、キーワード分析を中心としたツールです。

無料版でも、

  • 検索ボリューム
  • SEO難易度
  • CPC(クリック単価)

などといった基本的なデータを取得でき、キーワード選定の際に欠かせない情報をかんたんに調べられます。

とくに優れているのは「関連キーワード」の抽出機能で、調べたいキーワードを入力すると、サジェスト・疑問形・比較形などのパターン別に関連キーワードを一覧表示する点です。さらに競合サイトのURLを入力すれば、どんなキーワードで上位表示されているか、月間の流入数はどのくらいかなど、競合分析も可能です。

ユーザビリティ診断ツール

Webサイトの使いやすさを測るユーザビリティ診断ツールには、訪問者の満足度やSEO評価に関係する役割があります。具体的なツールを見ていきましょう。

1:PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsは、Googleが無料で提供するページ表示速度の診断ツールです。調査したいWebサイトのURLを入力するだけで、モバイル環境とPC環境それぞれにおいて、0〜100点の数値でページの表示スピードをスコア化してくれます。

とくに優れているのは、スコアを提示するだけでなく、表示速度を改善するために必要な具体的な項目まで提案してくれる点です。たとえば「画像サイズを圧縮する」「ブラウザのキャッシュを有効にする」といった改善方法が、優先度とともに一覧で表示されます。会員登録は不要で、URLを入力すればすぐに診断結果が表示されるため、手軽に利用できるでしょう。

2:Lighthouse

Lighthouseは、Googleが提供する無料のツールです。

PageSpeed Insightsが表示速度に特化しているのに対して、Lighthouseは、

  • パフォーマンス
  • アクセシビリティ
  • ベストプラクティス
  • SEO
  • PWA

の5つの観点からWebサイトを分析します。

各項目は0〜100点で評価されるため、現状把握がしやすい設計です。

注目すべきはアクセシビリティ(Accessibility)の診断機能で、

  • 画像のalt属性が適切に設定されているか
  • タグが正しく使われているか
  • 文字と背景色のコントラストは十分か

など、ユーザーにとっての見やすさを詳しくチェックできます。

3:Microsoft Clarity

Microsoft Clarityは、Microsoft社が提供するヒートマップツールです。有料版が存在せず、すべての機能を制限なく無料で利用でき、データ保有期間や利用回数にも制限がないため、企業規模での運用にも十分対応できます。

Clarityの最大の特徴は、ヒートマップ機能とレコーディング機能を組み合わせて、実際のユーザーの行動を可視化できる点です。ヒートマップ機能では、ユーザーがページのどこをクリックしたか、どこまでスクロールしたかが色の濃淡で表示され、クリック数が多い箇所ほど赤色に近づきます。

さらにレコーディング機能を使えば、ユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまでの一連の動きを動画として再生でき、マウスの動きやクリック位置まで確認可能です。

セキュリティ診断ツール

Webサイトのセキュリティを確保する診断ツールは、外部からWebサイトを守るために欠かせない存在です。具体的なツールを見ていきましょう。

1:OWASP ZAP

OWASP ZAPは、世界的なセキュリティ団体であるOWASPが提供する無料のWebアプリケーション脆弱性診断ツールです。SQLインジェクションや、クロスサイトスクリプティング(XSS)といった攻撃に対する脆弱性を、自動で検出できる機能が搭載されています。

ブラウザとWebサーバー間の通信を傍受・分析するため、サイトに実際に攻撃を仕掛けながら問題点を発見する「動的スキャン」と、通信内容を観察して潜在的なリスクを見つける「静的スキャン」の両方に対応しているのが特徴です。診断結果はHTMLやXML、JSONなど複数の形式で出力できます。

2:Observatory by Mozilla

Mozilla Observatoryは、Mozillaが提供する無料のセキュリティ診断ツールで、Webサイトのセキュリティヘッダー設定を総合的に評価できるツールです。調査したいサイトのドメイン名を入力するだけで、セキュリティ対策で重要な10項目について調査を実施し、0〜130点のスコアでサイトの安全性を数値化してくれます。

評価結果はA+~Fまでの13段階でランク付けされるため、自社サイトがどの程度のセキュリティレベルにあるのか一目で把握できます。

アクセス解析ツール

アクセス解析ツールは、Webサイトを訪れたユーザーの行動や属性を数値化し、サイトの現状を把握するために欠かせません。具体的なツールを確認してみましょう。

1:Google Analytics

Google Analytics 4(GA4)は、Googleが無料で提供するアクセス解析ツールです。PCやスマートフォンなど、複数のデバイスをまたいだユーザーの行動を同一人物として追跡できるため、「PCで商品を調べてスマホアプリで購入」といった行動もわかります。

優れているのは機械学習機能で、過去のデータをもとに「今後7日以内に商品を購入する可能性」や「サイトから離脱する可能性」を予測してくれます。またページのスクロール数や動画の視聴状況、サイト内検索といったイベントが自動で計測されるため、従来のように細かなタグ設定が不要で、初心者でも扱いやすい設計です。

2:Matomo

Matomoは、オープンソースで提供されるサーバーインストール型アクセス解析ツールです。Google Analyticsと同様の機能をもちながら、すべてのデータを自社のサーバー上に保存できるため、プライバシーやセキュリティを重視する企業に最適です。

とくに強みを発揮するのは、インターネットに接続されていない状態でも利用できる点で、社内ポータルサイトや機密性の高いWebシステムのアクセス解析にも対応できます。また、ユーザーやグループによってアクセスが制限されているページの解析も可能なため、会員限定コンテンツや社内システムの利用状況も把握可能です。

現在Webサイトにアクセスしているユーザー数や、各ユーザーが訪問したページを個別に確認でき、時刻ごと・曜日ごとのアクセス傾向も一目でわかります。

3:アクセス解析研究所

アクセス解析研究所は、無料ながらさまざまな解析機能を備えた日本製のアクセス解析ツールです。基本的なアクセス数や流入経路の解析に加えて、GPS座標を活用したユーザーの地域を特定する機能まで搭載しています。なかでも便利なのは、相互リンク分析やクリック解析、ブラウザ・OSの種類まで細かく調べられる点で、訪問者の利用環境を把握可能です。

リアルタイム解析にも対応しており、現在サイトを閲覧しているユーザーの動きを即座に確認できます。また、Webサイト上に広告が表示されないため、サイトのデザインを損なわず、訪問者に余計な情報を見せる心配もありません。

Webサイト診断をするなら

ただし、個別のツールでSEOやユーザビリティ、セキュリティをひとつずつ診断していると、多くの時間と手間がかかってしまうでしょう。

そのような場合はスパイラル株式会社が提供しているWebアクセシビリティ診断・UI検証ツール「SPIRAL ISSO」で、HTML・CSS・アクセシビリティ・SEOなど多岐にわたる検証項目を一括で自動実行し、JIS X 8341-3:2016への適合状況が確認可能です。

検証結果は100点満点のスコアで見える化され、ページ数が多い場合も1クリックで全ページのエラーを抽出できます。

サービスの詳細について興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。
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まとめ

Webサイト診断は、運用中のサイトの状態を分析し、問題点や改善点を明らかにする取り組みです。定期的な診断により、感覚や勘だけに頼らず、データに基づいた効果的な施策が可能になります。Webサイト診断ツールを活用すれば、Webサイト運営による成果の最大化やセキュリティリスクからの保護ができるでしょう。

まずは無料プランでWebサイトの現状を診断し、効率的な改善をもとめるのであれば、「SPIRAL ISSO」のような有料ツールも検討しましょう。

このコラムの執筆者
スパイラル編集部
スパイラル株式会社マーケティング部が中心となり、ITサービスを検討中の皆様に役立つ情報を発信しています。