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問い合わせフォームのデザインのポイントとは?具体的な作成方法も解説

更新日:2025/09/09

問い合わせフォームのデザインを検討するうえでは、利用者が情報を入力しやすいかどうか、入力していて煩わしさを感じないかなどさまざまなポイントがあります。この記事では、問い合わせフォームのデザインのポイントについて解説します。また、フォームを作成する具体的な方法やおすすめのツールについても取り上げているためぜひ参考にしてください。

お問い合わせフォームのデザインで意識すべきEFO

お問い合わせフォームのデザインを検討するうえでは、EFOを意識することが重要です。EFOとは、「Entry Form Optimization」の頭文字をとったもので、フォームを利用する人が最後までスムーズに進むことができるようにする施策を意味します。

詳しくは後述しますが、例えば入力欄を配置する、必須項目をわかりやすく表示する、間違った情報が入力されたときにはエラーを表示させるといったものが挙げられます。これらの施策を通してフォームの途中で離脱する人を少なくすることがEFOの大きな目的です。

問い合わせフォームのデザインで回答率を上げるポイント

ここでは問い合わせフォームのデザインの回答率を上げるためのポイントを紹介します。問い合わせフォームの設置を検討している企業の担当者様、なかなか回答率が伸びずに困っている担当者様はぜひ参考にしてください。

入力必須項目の明記

問い合わせフォームで何を入力する必要があるのか、入力必須の項目を明記しておきましょう。入力必須の項目がわかれば、利用者はどれを入力しなければならないのか、逆にいうとどれを省略できるのかがわかるため、入力がスムーズに行われます。

必須項目であることは「必須」や「※」などを付与して明示する方法が代表的です。

プレースホルダーの活用

プレースホルダーとは、情報が入力される前の段階から薄い文字で表示しておくテキストのことです。入力例などを示すケースが一般的で、プレースホルダーが用意されていることで、利用者はどういった情報を入力すればいいのかを理解しやすく、問い合わせフォームへの入力をサポートしてくれます。

住所自動入力

問い合わせフォームで住所を入力するケースはよくありますが、住所の自動入力機能がついていると、利用者の手間が省けるため入力がスムーズになるだけでなく入力間違いも防げます。


住所自動入力機能とは具体的に、利用者が郵便番号を入力すると住所が自動で表示されるというものです。利用者はその後自宅の番地やマンション、部屋番号などを入力するだけで済みます。

住所のようにある程度決まった情報を入力してもらいたい場合、自動入力機能を活用することで入力負担を減らすのがポイントです。

半角や全角の切り替え操作の簡素化

半角と全角の切り替え操作を簡素化することも問い合わせフォームのデザインを検討するうえでは重要なポイントです。問い合わせフォームの中には入力するのに半角を指定しているケース、全角を指定しているケースがありますが、利用者がいちいちそれらを変換させるのは面倒に感じるものです。

そのようなときに、自動で半角・全角に変換できる機能があれば、手間を大幅に省けるため、入力作業もスムーズに進められます。

レスポンシブ対応

問い合わせフォームをレスポンシブ対応にすることもデザインを検討するうえで重要です。レスポンシブ対応とは、使用するデバイスのサイズに合わせてサイトの表示を最適化するというものです。

利用者がフォームに入力するのはパソコンなのか、スマートフォンなのか、タブレットなのかはわかりません。それぞれのデバイスに応じた表示ができれば、快適に入力作業を進められ、離脱率も抑えられます。

リアルタイムバリデーションの活用

リアルタイムバリデーションとは、入力の正誤をリアルタイムで表示させる機能のことです。入力しながらリアルタイムで間違っていることを指摘できれば、利用者はその場ですぐに修正します。一方で、確認ページの段階で入力間違いが複数指摘されると、修正の手間を感じて離脱する可能性が高まります。

入力項目の削減

問い合わせフォームに入力する項目を削減することも大切です。フォームへの入力情報が多いと、利用者はうんざりしてしまい、途中で離脱する恐れがあります。

そのような事態を回避するためにも、入力する項目はメールアドレス、問い合わせたい内容などの必要なものだけに絞っておくことをおすすめします。できるだけ情報を取得しておきたいといった考えから項目を増やすのは避けてください。

記入例の表示

記入例を表示することも問い合わせフォームの回答率を上げるうえでは非常に重要です。何が必須項目なのかがわかっていても、そこにどういった情報を入力すればいいのかわからないといったケースは少なくありません。

また、例えば郵便番号を入力するときハイフンは必要なのか、姓と名の間にスペースは必要なのかといった点がわからないケースもあるでしょう。このようなときに入力例を示しておけば、利用者は迷うことなくスムーズに入力作業を進められます。

デバイスに応じて大きさを変化させる

先ほどレスポンシブデザインについて紹介しましたが、デバイスに応じて文字や横幅の大きさが自動調整される仕組みを取り入れることも大切です。例えば、スマートフォンで入力しているにもかかわらず、文字が小さいと入力間違いや操作ミスを招いてしまいます。端末に応じて自動でサイズが調整されれば、入力の負担を軽減できます。

入力欄を1列にする

入力欄を1列にまとめることも利用者の入力のしやすさにつながるポイントです。

例えば、スマートフォンの場合、横幅が限られてしまった影響で項目名と入力欄が横並びになると、横にスクロールする必要が出てきます。

そうなると、利用者は煩わしさを感じるでしょう。項目名と入力欄が縦並びになれば項目名と入力欄の関係性が明確であると同時に横幅に制限されないため、入力しやすくなります。

左右のスクロールをなくす

スマートフォンでフォームを閲覧した際に、左右にスクロールしないと全体が見えない状態は、ユーザーにとって非常にストレスです。入力のしづらさから、途中で離脱してしまう大きな原因になります。

このような横スクロールが発生しないよう、フォーム全体の幅がスマートフォンの画面内にきちんと収まるように設計することが不可欠です。

具体的には、フォームの各要素や画像が画面からはみ出さないよう、レイアウトやサイズを適切に調整しましょう。これにより、ユーザーは縦のスクロールだけで、スムーズに入力を進めることができます。

お問い合わせフォームのデザインを検討する前に準備すること

問い合わせフォームのデザインを検討するに当たっては、まずターゲットが誰なのかを明確にし、具体的なペルソナを設定することが大切です。ペルソナがあれば、ペルソナがしそうなこと、求めていることなどを想像しながらフォームのデザインを検討できるようになるためです。


ペルソナを設定する場合、職業や家族構成、年収、住まい、趣味、性別、年齢、子供の有無などできるだけ具体的なデモグラフィックデータを設定し、行動パターンなども明確にする必要があります。それを踏まえてペルソナのニーズや課題を設定してください。

【自由にデザインできる】お問い合わせフォームの作成方法

ここではお問い合わせフォームの作成方法について解説します。方法によっては自由にデザインを設定することもできるため、ぜひ参考にしてください。

コードを使って作成する

問い合わせフォームは、HTML、CSS、PHPといったプログラミング言語を用いてゼロから開発することも可能です。

  • HTMLは、入力欄やボタンといったフォームの構造(骨格)を定義します。
  • CSSは、レイアウトや色、文字サイズといった見た目のデザインを設定します。
  • PHPなどのサーバーサイド言語は、入力されたデータをサーバーで受け取り、メール送信やデータベースへの保存といった処理を実行します。

この方法はWeb開発の専門知識が必須となりますが、デザインや機能に一切の制約がなく、企業の要件に完全に合致したオリジナルのフォームを構築できる点が最大のメリットです。

WordPressのプラグインを使って作成する

WordPressとはオープンソースのCMSであり、さまざまなホームページや問い合わせフォームなどで用いられています。WordPressも利用にあたっては知識は求められますが、コードほど専門的な知識は必要なく、初めて使用する人でも直感的に操作できる点が特徴です。

また、さまざまなプラグインが用意されているため、プラグインを活用することで自分たちの希望に合った問い合わせフォームを作成することも十分可能です。

フォーム作成ツールを使って作成する

問い合わせフォームは、専用のフォーム作成ツールを活用してかんたんに作成できます。

これらのツールは、テンプレートや必要項目を選ぶだけでフォームが完成する手軽さが特徴で、専門的な知識がなくても利用可能です。Googleフォームのように無料で使えるものから、企業向けの高度な機能を備えた有料サービスまで、用途や規模に応じて幅広い選択肢があります。

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まとめ

今回は、問い合わせフォームの回答率を上げるためのポイントやデザインのコツなどについて解説しました。問い合わせフォームの回答率を上げるためには、必須項目の明示、プレースホルダーの活用、自動入力機能の導入、入力項目の削減などさまざまなポイントがあります。

利用者が情報を入力していて煩わしさを感じないようなデザインを心がけることが大切です。デザインを上手く設計できそうにない場合は、Webフォーム作成ツールのようなツールの活用も検討してみてください。

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このコラムの執筆者
スパイラル編集部
スパイラル株式会社マーケティング部が中心となり、ITサービスを検討中の皆様に役立つ情報を発信しています。

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