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WordPressプラグインによるダウンロードフォームの作成方法

掲載日:2023年1月4日更新日:2024年2月21日

WordPressではプラグインを使い無料でかんたんにダウンロードページを作成することができます。

ダウンロードフォームを設置することで、お客様は資料請求やホワイトペーパー、カタログのダウンロードをスムーズに行えます。また企業にとってはフォームに入力された情報を得ることができ、自社のマーケティング活動に活かすことができます。

資料・ホワイトペーパー・カタログのダウンロードページとは?

ホワイトペーパーとは、本来は政府や公的機関から発行される報告書である「白書」のことを意味します。

しかし、近年はWebマーケティング用語として利用されることが多く、自社の商品やサービスへの集客のためにおこなう施策のひとつとなっています。

つまり、Webマーケティングにおけるホワイトペーパーとは、自社の商品やサービスに関連するお役立ち情報をまとめたものと言えるでしょう。

その役割は、単純な説明資料やカタログとは異なり、顧客の購買行動を自然に引き出したり、自社商品やサービスの認知を拡大したりすることが求められます。

そして、そのホワイトペーパーを顧客がダウンロードするために記入するのがダウンロードフォーム、それを設置するのがダウンロードページとなります。

ホワイトペーパーとダウンロードページを設置する効果とは?

前述したように、ホワイトペーパーのダウンロードページを用意することで、顧客に対して効果的に自社の商品やサービスをアピールすることができます。

また、ダウンロードの際に顧客情報を入力してもらうため、リストを獲得することが出来ます。

どのような効果を目的としてホワイトペーパーとダウンロードページを設定するかが重要なのです。

ダウンロードページに設置するホワイトペーパーの種類と効果

ホワイトペーパーは、大きく分けて以下の3種類になります。

  • 解決型(顧客が持つ課題を解決する方法を提示する)
  • 紹介型(自社の商品やサービスの導入事例を紹介する)
  • 調査型(自社で行った調査結果を分析し伝える)

それぞれ役割が異なるものの、前述したホワイトペーパーの効果を発揮することが目的となります。

解決型は、最もポピュラーなホワイトペーパーの型です。顧客が持つ課題を共有し、その課題を多角的に分析したうえで、自社商品やサービスを利用した場合に解決できる旨を伝えます。

紹介型は、自社商品やサービスの導入事例を掲載し、どのくらい課題解決に繋がったのかを具体的な数値で表すことで、自社商品やサービスの信頼度の向上に繋がります。

調査型は、自社の市場調査等の内容をまとめて分析し、顧客にわかりやすいフォーマットで伝えます。そうすることで自社の権威性や信頼性を高めることができます。

ホワイトペーパーを設置するダウンロードページの効果

ホワイトペーパー本体だけでなく、ダウンロードページにも大きな役割があります。

それは前述したとおり顧客の情報を得ることです。

ホワイトペーパーをダウンロードする顧客=見込み顧客なので、そのメールアドレス、電話番号、会社情報などを知ることができるのは、マーケティング視点から見て、とても魅力的です。

もし、顧客情報のリストをつくることができれば、定期的かつ直接的にコミュニケーションを取れるだけでなく、新商品や新サービスのオファーを流すことも可能です。

また、その裏返しで顧客情報を知ることでどのような商品やサービスが自社に求められているのかを考えることも出来るでしょう。

ホームページにダウンロードフォームを作成する方法

ダウンロードフォームの多くは、必要な情報を入力しフォームを送信すると、メールで資料ダウンロード用のURLが送られてくるという仕組みになっています。

自社ホームページにダウンロードフォームを設置する方法には、以下の3つあります。

  • コードを編集してフォームを自作する。
  • WordPressであればプラグインを使う。
  • 有料サービスを利用する。

この3つの方法であれば、コストパフォーマンスを考えるとまずはプラグインを利用すると良いでしょう。

もし、プラグインの使い勝手や機能に不足を感じるようであれば、有料サービスを検討することをおすすめします。

wordpressならプラグインでダウンロードフォームを設置できる

では、具体的にWordPressでプラグインを使ってダウンロードフォームを設置する方法を解説しましょう。

当記事では、Contact form 7というプラグインを使ったホワイトペーパーのダウンロードページの作り方を解説します。

イメージとしては、ダウンロードフォームに必要な情報を記入して送信したら、自動返信メールもしくはサンクスページからファイルをダウンロードできるという流れになります。

Contact form 7とは

Contact form 7 とは、WordPressでメールフォームを導入する際に使われるプラグインです。

無料で導入や設定にかかる手間が少ないため、多くのWordPressサイトで利用されています。

そのため、インターネット上にも多くのドキュメントが残されているため、カスタマイズや編集に関する知見も数多く得ることができます。

自社のニーズにあったフォームを作ることができるため、Contact form 7の導入をおすすめします。

Contact form 7のインストール方法

Contact form7をインストールするには、管理画面のメニューから「プラグイン」>「新規追加」を選択し、「Contact form 7」を検索し、今すぐインストール・有効化を実行します。

Contact form7の設定方法・設置方法

有効化すると、メニューに「お問い合わせ」が追加されます。

お問い合わせを選択し、コンタクトフォームの新規追加を選択します。

タイトルを入力し、フォームを編集します。

編集画面には、デフォルトとして「名前」、「メールアドレス」、「題名」、「メッセージ本文」の項目が設けられています。

「会社名」、「電話番号」、「住所」などの項目をフォームに追加する場合は、編集画面上部のボタンで該当する項目を選択しましょう。

フォームの編集ができたら、自動返信メールの設定をするために、メールタブを選択します。

ページをスクロールすると、「メール(2)を使用」という項目があるので、チェックボックスにチェックを入れます。

すると、自動返信メールの編集画面が現れるので、その内容を編集します。

最後に、サンクスページを作成します。

固定ページで適当なサンクスページを作成します。

Contact form7はフォーム送信後に自動的にサンクスページに遷移しないため、フォームを埋め込むダウンロードページに下記のコードを埋め込みましょう。(「サンクスページのURL」は書き換えてください。)

<script>
document.addEventListener( ‘wpcf7mailsent’,function( event ){
location = ‘サンクスページのURL’;
}, false );
</script>

もし、サンクスページに遷移する場合は、デフォルトで設定されている送信完了メッセージのままだと内容が被ってしまうので、フォーム編集画面の「メッセージ」タブの内容を書き換えます。

最後に、フォーム作成が完了したら「保存」を選択し、編集画面上部のショートコードをコピーし、ダウンロードページに埋め込みましょう。

ホワイトペーパーや資料のダウンロードは、自動返信メール内にダウンロード用URLを貼り付けるか、サンクスページにダウンロード用リンクをつくることで可能になります。

ダウンロードボタンを作成したい場合は、後ほど紹介するWordPress Download Managerというプラグインを併用することをおすすめします。

contact form7のスパム対策

近年は、WordPressサイトの増加に伴い、WordPressサイトに対する攻撃やスパムも増えています。

最悪の場合、サイトが消失してしまったり、乗っ取られてしまったりする可能性があります。

そのため、攻撃の入り口になり得るフォームにはセキュリティ対策を施すことが重要です。

かんたんにできる方法としては、以下の2つが上げられます。

  • Google reCAPTCHAの導入
  • Akismetの導入

Google reCAPTCHAは、フォーム経由で届くスパムメールを止めることが可能です。導入は、Contact form 7の中にあるインテグレーションにGoogle reCAPTCHAのサイトコードとシークレットコードを登録するだけで可能です。

Akismetは、スパム対策プラグインとしてWordPressに標準装備されていまるプラグインです。有効化し、初期設定をすればサイトのセキュリティを高めることが可能です。標準装備のプラグインのため、サポートやアップデートに関しても安心して利用することができます。

contact form7の多言語化

Contact form 7を多言語化するためには、WordPressが提供している多言語のファイルパックをダウンロードする必要があります。

また、ダウンロードしてから、FTPソフトを使って該当するWordPressサイトの「plugins/contact-form-7/languages」ファイルの中にアップロードしてください。

このようにすることでContact form7 を多言語化することが可能です。

WordPressで複数資料ダウンロードをする方法

もし、複数資料のダウンロードを実装したい場合は、前述の「contact form7の設定方法」を実行した上で、メール内もしくはサンクスページ内に複数のダウンロードリンクを設置しましょう。

WordPressにおけるダウンロードフォーム関連のプラグイン

Contact form 7以外にも、WordPressにはダウンロードページを実装できるプラグインがいくつか存在しています。

当記事では、Contact form 7を使ったダウンロードページの作り方を解説しましたが、最後にいくつかプラグインを紹介します。

MW WP Form

MW WP Formは、Contact form 7と同じくメールフォームを実装するプラグインです。

そのため、MW WP Formでダウンロードフォームをつくり、入力後に遷移するサンクスページもしくは自動返信メールからダウンロードできるように設定することで、ダウンロードページの実装が可能です。

WordPress Download Manager

WordPress Download Managerは、資料のダウンロードボタンを設置できるプラグインです。

また、ファイル別にダウンロード回数を集計できるため、簡易的に管理することが可能です。

前述した方法でサンクスページにダウンロードボタンを設置する場合に利用することをおすすめします。

F70 Lead Document Download

F70 Lead Document Downloadは、資料ダウンロードフォームを作成するプラグインです。

前述した2つのプラグインと違い、簡易的に資料ダウンロードに特化したフォームをつくることができます。

顧客は、メールアドレス入力後に、ダウンロード専用URLを記載しているメールを受信し、そこから資料をダウンロードすることができます。

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受付フォームは画像やPDFなどのアップロードにも対応。拡張子指定や容量制限、入力制限もできるので、自社の要件にあったフォームを構築することができます。また、デザインはテンプレートからの選択の他、HTML、CSS、JavaScriptを利用してカスタマイズも可能です。

申請者用・管理者様にそれぞれマイページを作成し、ステータス管理や申請内容の情報変更をWeb上で行うこともできます。

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まとめ

今回は、WordPressサイトにホワイトペーパーのダウンロードフォームを設置する意義や方法について詳しく解説しました。

自社のホームページにダウンロードフォームを設置することで、自社商品やサービスの購買活動を促進することができるだけでなく、顧客候補のリストを作ることが可能になります。

ぜひ本記事で紹介した方法で自社サイトにダウンロードフォームを導入し、より貢献度の高いWeb運用を行いましょう。

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