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WordPressで有料記事を作成する方法とは?メリットから注意点まで解説

更新日:2025/09/09

WordPressで作ったサイト内では有料記事を販売することができます。この記事ではWordPressで作ったサイト内で有料記事を販売する方法や有料記事のメリット、さらには販売にあたっての注意点などについて解説しています。また、記事販売を検討している企業におすすめのサービスも取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

WordPressの有料記事とは

文章や動画などのコンテンツに対して、1回払い、月払い、年払いなどさまざまな料金体系を設定することで、コンテンツ販売を通じた継続的な収益獲得が可能です。また、サイト内に有料限定コンテンツを用意しておくことで、サイトの魅力を高め、興味を持ってくれる人を増やすことも可能です。

WordPressで作ったサイト内で有料記事を販売する方法

ここではWordPressで有料記事を販売する主な方法を紹介します。コンテンツ販売を検討しているものの、どうすればいいのかわからないといった人はぜひ参考にしてください。

専用のプラグインを使用する

WordPressで有料記事を販売する方法の1つが、専用のプラグインを使用するというものです。具体的には「codoc(コードク)」というプラグインを使用します。

こちらのプラグインは、ブログ記事の販売を目的として作られたものであり、プラグインをインストールするだけでかんたんにサイトとの連携ができます。販売システムをかんたんに実装できるため、すぐに有料記事の販売をはじめたいといった人にもおすすめです。また、記事の単品販売だけでなく、サブスクリプションや投げ銭などさまざまな販売方法に対応している点も特徴です。ただし、手数料がかかる点には注意しなければなりません。

記事を売る仕組みを自分で作る

プログラミングの知識を持っている、もしくは社内にそういった人材がいるといった場合は、記事を売る仕組みを自分で作ることも可能です。この場合、記事を販売するだけでなく、そこから購入者に対してステップメールを配信する、バックエンド商品を表示させるなど、プラグイン以上の取り組みも行えます。

また、自分たちのニーズや好みに応じた設計ができる点も特徴といえるでしょう。ただし、専門知識は求められるほか、仕組みづくりに時間がかかるケースもあることは認識しておきましょう。

さらに、独自実装でもクレジットカード決済などの決済代行手数料(通常3-4%)は必ず発生します。また、開発・保守コストやセキュリティ対策の負担も考慮が必要です。

codocの利用方法

ここではWordPressで有料記事を販売する際に使用できるプラグインである「codoc」の利用方法を紹介します。実際にcodocを使ってみたい、有料記事を販売したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

サービスに登録する

codocの利用にあたっては、まずサービスに登録する必要があります。登録は、codocのサイトにアクセスし「無料ではじめる」からアカウントを作成してください。メールアドレスやSNSアカウントを使って作成することもできます。

プラグインをWordPressにインストールする

アカウントを作成したら、プラグインをWordPressにインストールします。WordPressのメニューにある「プラグイン」の「新規追加」をクリックしてください。検索ボックスが表示されるため、そこに「codoc」と入力し、表示された「今すぐインストール」を選択します。インストールが終わるとカード右上に「有効化」というボタンが表示されるため、クリックして有効化してください。

プラグインで初期設定を行う

インストールおよび有効化が済んだら、プラグインで初期設定を行います。具体的には、左側のメニューからプラグインの「設定」を選択し、「認証」画面が表示されたら「ログインして認証」をクリックしてください。その際連携確認の画面が表示されるため「承認する」を選択します。

ログインしていない状態だと、まずログイン画面が表示されるため、codocアカウントを作成した際に登録したメールアドレスとパスワード、もしくはSNSアカウントを使ってログインしてください。

codocを利用する際の注意点

ここではcodocを利用するにあたっての注意点を紹介します。WordPressで有料記事を販売する場合、codocは選択肢の1つとなりますが、いくつかの注意点があることを覚えておきましょう。

手数料がかかる

codocの利用にあたっては、手数料がかかります。これは決済プラットフォームを使用するためで、決済額の15%が発生します。売り上げが少ない場合はそれほど手数料が気になることは多くないかもしれませんが、金額が高くなると手数料だけで数万円単位の出費となるケースもある点は認識しておきましょう。

売り上げは銀行振り込み

売り上げは銀行振り込みとなります。すぐに現金化したいと思っても銀行振り込みの手順を踏まなければなりません。自社の売り上げ分がどのタイミングで振り込まれるのか、確認しておくことをおすすめします。

振り込み可能金額がある

codocでは振り込み可能金額が設定されています。具体的には、1,000円以上でないと振り込みができません。金額自体は決して高いわけではありませんが、有料記事の単価を安く設定していると振り込み可能金額に到達するまでに時間がかかってしまう可能性があります。

有料記事を作成するメリット

ここでは有料記事を作成することでどういったメリットがあるのか解説します。有料記事に興味はあるものの、本当に作成するべきなのか迷っている方はぜひ参考にしてください。

初期費用を抑えられる

記事コンテンツは、自社や個人の持つ経験や知識といった無形商品を文字にして販売するものであるため、記事を販売するためのプラットフォーム代や販売手数料などを除いて初期費用がほとんどかかりません。有形商品の場合、仕入れが必要となり、その時点で一定のコストを負担することとなります。商品が売れなければ在庫を抱えることとなるため、損失が発生する恐れもあります。

有料記事のようなコンテンツ販売は金銭面でのリスクが抑えられており、参入のハードルは低い点が大きな特徴です。

一度作成すれば財産になる

有料記事は一度作成すれば、会社にとっての財産となります。情報に鮮度があるもの、つまり時間の経過とともに情報が古くなるようなテーマの場合更新作業などが必要ですが、個人の体験談などは一度作成したら基本的にはそのまま何年も販売できます。もちろん有形商品のように壊れたり腐ったりすることもありません。そういった意味でコストパフォーマンスに優れているといえます。

有料記事を作成する注意点

ここでは、有料記事を作成するにあたっての注意点を紹介します。有料記事はメリットもありますが、いくつかの点に注意しなければなりません。どういった注意点があるのかぜひ参考にしてください。

信頼の獲得が難しい

有料記事の場合、ユーザーからの信頼獲得が難しい点に注意しなければなりません。特に昨今では無料コンテンツもたくさんある中で、あえて有料コンテンツを購入するとなると、購入するだけの理由がないとそもそも興味を持ってもらえないでしょう。例えば、記事作成者が有名な賞を受賞している、特別な資格を持っている、唯一無二の経験を持っているといった要素が重要です。

また、こういった要素を持っていても、記事自体に読み応えがなければ1回購入して終わりとなる可能性が高いため、面白い記事を書けるかどうかも重要なポイントです。逆に一度信頼を得られると、継続して購入してもらえる可能性が高くなります。

マーケティングの知識が必要

有料記事の場合も、商品を販売することに変わりはないため、マーケティングの知識は必要不可欠です。どのように集客するのか、先述の信頼を獲得するにはどうするか、記事にどういった価値を持たせるのかなど、必要な知識はたくさんあります。記事コンテンツの作成自体は比較的かんたんにできますが、そこから販売するための仕組みを構築するには手間がかかると認識しておきましょう。

クレームにつながる恐れ

有料記事を購入したものの、内容に満足できない、価格と内容が見合っていないといった事態になると、クレームにつながる可能性があります。そのため、過大表現や煽り文章などで注目を集めるのは避け、コンテンツの内容で興味を持ってもらえるようにする必要があるでしょう。

SPIRALセキュアセッションマネージャーの特長

コンテンツ販売を行う場合、個人情報や口座情報などを扱うこととなるため、セキュリティ面での対策が必要不可欠です。このようなときは、SPIRALセキュアセッションマネージャーの利用を検討してみてください。高い水準のセキュリティでデータを保護してくれるだけでなく、プログラミング等の知識がなくてもかんたんに実装できるため、専門人材がいない企業での導入にも適しています。

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 注:SPIRALセキュアセッションマネージャーは、認証が必要な会員制サイトを制作するためのプラグインです。決済機能はございませんのでご注意ください。

まとめ

今回は、WordPressでの有料記事販売について解説しました。WordPress内でも有料記事を販売することは可能です。販売方法はいくつかありますが、codocなどのプラグインを使用するのが比較的かんたんな方法だといえます。記事コンテンツは作成にコストがかからないほか、一度作成すれば何年にもわたって販売できるといったメリットがあります。一方で、有料であるぶん信頼獲得が難しく、マーケティング知識も必須である点には注意が必要です。

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このコラムの執筆者
スパイラル編集部
スパイラル株式会社マーケティング部が中心となり、ITサービスを検討中の皆様に役立つ情報を発信しています。