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採用コスト削減に!人材・採用業界で注目の業務効率化ツール10選

掲載日:2018年2月21日更新日:2024年3月15日

人事・採用の現場にはさまざまな業務があります。採用サイトのチェックや履歴書の管理、候補者の選定、面接、社員の育成など…。これら多岐にわたる業務を少人数でこなしている現場も多く、業務の効率化が望まれています。

ただ、単に人事・採用の効率化を目指すと、

  • ミスマッチが生まれる
  • 人が育たない
  • 離職率が高まる

など懸念もあり、「そう簡単には効率化できないよ…」という担当者も多いのではないでしょうか。

そんなことはありません。適切なツールを使い作業工数を削減すれば、質は落とさず、手間を減らし、最適な成果を上げることができるのです。

目で見て確かめることが常識と思われる人事・採用の現場だからこそ、改善の余地が実はたくさん。 今回はそんな人事・採用の現場で活用できる業務効率化ツールを10個ピックアップ。

新卒採用、採用プロセス、採用管理、リファラル採用、社員研修の5つのカテゴリに分けてご紹介します。

1.OfferBox

offcer

『OfferBox』は、企業から学生にオファーを出せるサービスです。

従来のテキストベースの履歴書ではなく、動画や研究スライド、写真をふんだんに使った経歴書を通し、自社に合う学生を探すことが可能。オファーを出し、企業ページを見た学生から承認が得られればそのまま自社選考を進めることができるので、お互いのことをある程度知った状態から効率よく選考を進めることができるとのこと。

『OfferBox』の登録学生は、2018年卒で68,000名を突破。スマートフォンですべての機能を利用できる上に、自己分析や適性診断などのコンテンツも充実しており、学生にとって使いやすいツールであることが支持を得ているそう。

登録企業は大手から外資、ベンチャーまで2,170社以上。動画やスライドを使い、自分の特徴をユニークに発信する学生の中から、未来の幹部候補が見つかるかもしれません。

2.TRUNK for Enterprise

『TRUNK for Enterprise』は履歴書だけでなく、スキルリストとポートフォリオを組み合わせて選考を行える採用ツールです。

本サービスは元々、『TRUNK』というインターンとトレーニングを通し、学生がビジネススキルを身につけるトレーニングツールから派生して生まれたもの。現場で働く社員からオフラインで学び、より実践的なスキルを身につけ、厳選された企業でインターン経験を積める『TRUNK』で鍛えられた学生を、企業側が刈り取るためのツールです。

企業側は登録する学生にスカウトを出す仕組み。インターンの現場で提出・使用されたプロダクトやデザイン、提案資料、ソースコードなどを見ることができるので、即戦力になれる学生を効率よくスカウトできます。 求めるスキルを登録しておけば、毎週3人の学生をレコメンドしてくれる機能もあるので、忙しい採用担当者の時間を奪うことはありません。

『TRUNK』に登録している学生は、トレーニングによって自己を高めたいと思う意欲の高い学生が多く、『TRUNK』を活用すること自体がフィルターとなるそう。モチベーションの高い学生に効率よく出会うにはうってつけのツールです。

3.MyRefer

『MyRefer』は簡単にリファラル採用を社内に導入できるクラウドサービスです。

本サービスの特徴は、人事と社員、両方の負担をへらしつつリファラル採用を導入できる機能がそろっていること。人事は既存の求人票を一括で取り込み社員へ告知。加えて、応募者情報の管理や採用者を紹介してくれた社員へ支払うインセンティブ管理まで行うことができるそう。

社員はLINEやFacebook・メールなどを通じてワンクリックで紹介できる設定が可能で、紹介するためにいちいち求人票を探すといった手間が不要に。スマホですべて完結するよう、使いやすいiPhone / Androidアプリも提供されています。

今すぐ転職はしないけど興味はある、といった中期的な管理もできるので、「今すぐ人材が欲しいわけではないがゆくゆくは空きが出そう」といったポジションの採用にも生かすことも可能。コンサルによる定例サポートもあるので安心です。

4.Refcom

『Refcom』もMyReferと同じく、リファラル採用を活性化するためのクラウドサービスです。

専属サポートが、多くの事例をもとにそれぞれの会社に合う施策を考え、導入をサポートしてくれる特徴があるそう。紹介を依頼したいポジションごとに紹介協力を周知でき、同じような依頼を何度も社員にする必要もありません。LINEやFacebook、メールなど、社員が使いやすい手段で依頼をしていくことももちろん可能。メールアドレスを知らなくても、招待ページのURLを送るだけで紹介することができるので、紹介する負担軽減にもつながります。

『Refcom』が特徴的なのは、導入企業がスタートアップなど中小規模の企業が多いこと。採用担当が他の業務と兼務している場合などを想定し、最小限の工数で最大限の成果を出せる用シンプルなダッシュボードやサポート体制などが整備されています。

5.Vieccruit

『Vieccruit』は面接前の段階で、企業側が用意した質問に対し動画で回答してもらうことで、応募者の雰囲気・感情・声などを把握できるサービスです。

採用面接は面接官の好みに左右されやすいと言われますが、応募者の動画を現場スタッフにも確認してもらうことで、マッチするかどうかの判断を的確に行うことが可能に。 加えて、採用企業の紹介動画をアップロードし応募者に視聴してもらうことで、相互理解を深め候補者側の「こんなはずではなかった」というミスマッチを減らすこともできます。

iPhone / Androidアプリも提供されているため、手軽に利用でき、大都市圏以外の企業が人材確保する場合などにとくに期待されるサービスです。

6.mitsucari

『mitsucari』はスマホ・タブレット・PCのすべてで受検可能な適性検査ツールです。

同サービスの特徴は、採用候補者だけで無く、社員全員が同じ適性検査を無料で受けられること。社員にどのような傾向があるのか、どの部署にどのような人材が配置されているのかをつかむことから導入をスタート。同じテストを候補者に受けてもらうことで、応募者と採用側双方のデータを元に適性やカルチャーフィットを確認することが可能となります。

検査自体は10分ほどで終わり、受験者の負荷もそこまで大きくありません。初期費用無料、応募者1人につき800円で適性検査を行えるため、コストパフォーマンスも悪くありません。受検結果を面接用シートとして出力し、ミスマッチしている価値観のチェックに活用することもできます。

7.AirCourse

『AirCourse』は、0円から導入できる社員教育クラウドサービスです。 スマートフォン・タブレット・PCで社員教育用の動画を閲覧できるサービスで、どのコースを誰に受講させるかを選択するだけで、階層別や目的別の研修メニューを作成してくれるため、メニュー作成に時間を割かず、効率よく研修を提供可能。新人教育や、コンプライアンス教育、IT基礎教育など、どの企業でもニーズの高いメニューはあらかじめ「標準コース」として用意されているそう。

自社コースの利用でオリジナル研修を共有することも可能。スマートフォン等で撮影した映像をアップするだけで、誰でも簡単にオリジナルコースを作成できるので、手間もかかりません。

本社で社員研修を撮影して支社の社員教育に使ったり、内定者教育、在宅ワーカー教育、トップ営業の商談シーンを撮影して営業部員のトレーニングに活用すると言った使い方も可能。 管理機能も充実しており、ユーザの進捗管理や効果測定といった機能も完備。管理者は、学習レポート機能により、ユーザの学習時間や進捗状況を一目で確認することができるので、社員にまんべんなく学習機会を提供することができるのです。

8.brandacademy

『brandacademy』はスピード感が強みの人材教育アプリです。

アプリだけで画像、動画、オーディオ、PDFを統合させた教材コンテンツを、素早く簡単に作成できます。 社員教育ツールとしては珍しく、組織を強くする双方向コミュニケーションの場も提供。

トレーニングを通じて、社員からのコメントやフィードバックもリアルタイムで表示されるため、有効なコンテンツを拡充したり、反応の悪いコンテンツを改善したりと、さらなるスキルアップに活用できます。

レッスンを終えたり、有益な情報やコメントをシェアするなど、行動や参加によってユーザーにポイントを付与。ユーザーランキングに反映され、ゲーム感覚で楽しく学べると高評価を得ているそう。

9.HERP

『HERP』はAIを用いて、採用管理を効率化するリクルーティングプラットフォームです。

複数の既存求人媒体と自動連動し、用候補者の情報を一元管理。候補者とのメッセージも応募情報もすべてHERPで管理できるので、HERPさえ見ておけば各種媒体をチェックする必要がなくなり、抜け漏れない効率的な対応が可能に。ワンクリックで複数の媒体に求人を載せることも可能です。

採用担当者が少なく事務作業に時間を取れない企業や、経営陣が直接面接を行っている場合には導入必須とも言えるサービスでしょう。 正確なデータ収集も簡単に行えるため、採用成果の分析にも役立つそう。

求人ごとに効果の高い媒体を選定したり、反応率の低い採用方法を見なおすことも簡単に行える点も注目ポイント。2018年1月からβ版がリリースされたサービスなので、まだまだ改善されていくことが期待されます。採用担当者が少なく事務作業に時間を取れない企業や、経営陣が直接面接を行っている企業は要チェックですね。

10.オートークビズ(サービス終了)

『オートークビズ』は求人応募の自動受付システムです。

応募者情報と面接官の予定表を取り込み、ロボットが応募者との面接日を自動で設定。空き状況をちゃんと登録しておけば、複数人の面接官の日程調整と会議室の予約にまで対応してくれます。面接までの面倒な作業に即時対応してくれるため、面接前に応募者が離脱することなくスムーズな面接を行えます。

採用担当者には面接忘れの予防通知を飛ばしてくれるので、面接の抜け漏れを防ぐ効果も。通年でまとまった採用のあるアルバイト採用の担当者や、面接時期が重なる新卒採用の担当者には役立ちそうなサービスですね。

適切なツールの導入で作業工程と採用コストの削減を

人事・採用とひとくくりに言っても、企業ごと、ベストな採用方法や求める人物像はそれぞれ。 採用方針に合わせどの工程はツールで効率化できるのか、どの部分は人の手が必要かなど課題を洗い出し、ツールの導入を検討してみるとよいでしょう。

作業工程を減らすにしろ、ミスマッチを防ぐにしろ、適切なツールは採用コストの削減につながるはず。人手不足が深刻化する中、人事・採用業界において、業務効率化ツールは欠かせないものとなっていきそうです。

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