Webイベント(ウェビナー)オンライン受付管理の記事

ARTICLE
Webイベント(ウェビナー)オンライン受付管理

ウェビナーでの効果的なアンケートの取り方は?回答率アップの秘訣

掲載日:2020年9月4日更新日:2024年2月21日

ウェビナーでアンケートを実施する際、回答率を高めるには工夫が必要です。作成から回収までに、意識すべきポイントを紹介します。効果的なアンケートを実施し、ウェビナー後のフォローアップやオリジナルコンテンツ作りに役立てましょう。

ウェビナーでアンケートを取るメリット

ウェビナーでアンケートを取ることにどのようなメリットがあるのでしょうか?一般的には以下4つのメリットが考えられ、日頃のビジネスに役立てることができるでしょう。

リード情報を収集できる

自由に参加できるオープンウェビナーは、事前予約を必要とするウェビナーに比べるとリード情報を収集しにくいという難点があります。そこでアンケートを実施することで、リード情報の収集に役立てられます

また事前予約を必要とするウェビナーにおいても、リードの細かいニーズなどを把握するのに役立ちます。

ウェビナーに対するニーズを把握できる

参加者がウェビナーに参加した際にどのようなことを感じたか、アンケートで問いかけることによってウェビナーに対するニーズを把握できます。

その結果に応じたウェビナーを企画・開催することで、参加者が求めるウェビナーに近付けることができるでしょう。

ウェビナーの離脱率を低下できる

リアルのセミナーに比べて、ウェビナーは途中退室される可能性の高いイベントです。参加者の注意を惹きつけ、最後まで参加してもらうためにもアンケートは有効な手段になります。

たとえばアンケート結果をその場で公開したり、参加者の悩み・疑問に答えるようなコーナーを設ければ臨場感のあるウェビナーを実施できます。これにより離脱率が低下し、ウェビナーへの満足度も上がるでしょう。

ウェビナーの改善につなげられる

参加者が「参加してよかった」「面白い」と思えるようなウェビナーにするためには、絶えず改善が必要です。

アンケートでウェビナーに対する要望や不満などの声を拾い上げることで、改善のPDFCAサイクルを回すことができます。

ウェビナーアンケートの目的を決めよう

ウェビナーアンケートの目的を決めよう

アンケートを実施するときには、まずどのような目的で実施するのか決めましょう。最初に目的が決まっていれば、目的に合う最適なアンケートを作成できます。

フォローアップに役立てる

アンケートを活用すると、ウェビナー終了後のフォローアップがスムーズになります。見込み客である参加者に、顧客になってもらいやすいのです。

アンケートで連絡先の情報を収集していれば、ウェビナーで自社製品やサービスに関心が高まっている参加者へ、アプローチができます。

さらに、興味や解決したい課題をアンケートで聞き出せていれば、参加者にぴったりの提案が可能です。スピーディーで細やかなフォローアップにより、『顧客獲得の機会を増やせる』可能性があります。

自社Webサイトのコンテンツにする

回答数が100も集まれば、アンケートをもとに自社サイトのオリジナルコンテンツを作成できます。コンテンツを作成する目的でアンケートを実施する場合には、オリジナルの切り口を意識して作成しましょう。

コンテンツとして作り上げる場合には、集計したアンケート結果を見やすくすることが大切です。グラフを作成すると、視覚的に分かりやすくなります。

アンケート結果を見やすく提示することに加えて、考察もプラスすると、さらに充実した内容のコンテンツが作成可能です。

参加者の声を併せて掲載するのもよいでしょう。リアルな声が、ウェビナーへの参加を検討している人の参考になることも期待できます。

合わせて読みたい記事「セミナーアンケートの作り方。事前準備から項目作成までの流れ

ウェビナーアンケートで盛り込むべき内容

最低限これだけは内容に盛り込もう

どのような目的で作成するアンケートでも、最低限盛り込むべき内容があります。作成するとよい項目には、どのようなものがあるのでしょうか?

連絡先や参加の動機など基本情報

まず盛り込むべきなのが『名前と連絡先』です。連絡先はメールアドレスだけでもよいですが、フォローアップの方法によっては住所や電話番号があると、参加者との接点を増やしやすくなります。

参加者との信頼関係を築くために連絡は欠かせません。「※必須」のマークをつけるといった工夫で、記載漏れがないようにしましょう。

ウェビナーに参加するということは、何かしらの悩みや課題を抱えていると考えられます。その内容を知るために、参加の動機を尋ねる項目を盛り込むことも大切です。

ただし、項目はできるだけ少ない方がよいでしょう。盛り込みすぎると回答率が下がる可能性があるため、目的に合わせて必要最小限にすることが大切です。

質問やお困りごと

『質問やお困りごと』の項目を設けると、参加者のニーズを捉えやすくなります。参加者が実際に感じている悩みや願望を直接知れる項目のため、ビジネスチャンスをつかみやすくなるのです。

例えば、ウェビナーの内容をブラッシュアップさせたり、別のウェビナーを開催したり、新商品や新サービスの開発に役立てたりできます。

合わせて読みたい記事「セミナーのアンケート項目サンプル。最低限設けておきたい質問とは

ウェビナーアンケートの回答率を上げるためのコツ

アンケートの回答率を上げるためのコツ

回答率が悪いアンケートでは、参加者の多くをフォローアップできないかもしれません。また、オリジナルコンテンツを作成したくても、回答数が少なすぎると参考にできないことがあります。

どのような目的でアンケートを実施するにしても、回答率を上げるコツを意識することが大切です。

選択式の場合は迷わない選択肢を作る

選択式の設問は回答しやすいですが、選択肢の設定の仕方によっては、回答に迷うこともあります。回答率アップを目指すなら『分かりやすい選択肢』を意識しましょう。

また、当てはまる選択肢がないことで、回答してもらえないこともあります。そのため、選択肢を充実させることもポイントです。

簡単に回答できる項目であれば、イレギュラーケースのために、その他といった一部入力式の選択肢を設けておくのもよいでしょう。

通知を複数回行う

ウェビナーで実施するアンケートは、対面のセミナーと比較して回答率が低い傾向があります。そのため、アンケートの回答を促す通知を複数回行うことが、回答率を高めるために大切です。

例えば、ウェビナーの終了後だけでなく、終了予定時刻の30分前にもアンケートをメールで送信します。加えて、終了後の画面にも、アンケート回答を促す案内を表示しておくとよいでしょう。

セミナー中にも回答を促す

アンケートの回答を促す通知は、ウェビナー開催中にも行います。ツールにチャット機能がある場合には、アンケートのURLを定期的にチャットに送付するだけで通知が可能です。

アンケートの回答が届いていることをウェビナーの中で伝えることや、質問の内容にウェビナー内で回答することも、回答率アップに役立ちます。

回答者に資料を送付する

回答者にだけ『特別なプレゼント』をするのも、アンケートの回答率アップに役立つ方法です。

プレゼントといっても、ギフトカードや金券などコストのかかるものを用意する必要はありません。自社で作成した『オリジナルの資料』を送付するだけでも、十分価値のあるプレゼントです。

ウェビナーの内容に関連する資料や、参加者の層が興味を持っている分野の資料を用意して、プレゼントしましょう。複数の資料のストックがある場合には、欲しいものを選択してもらうという方法もあります。

プライバシーポリシーを記載

電話番号や住所など個人情報を回答することで、悪用されるのではないか?という不安を抱いている参加者もいます。そのため、アンケートには『プライバシーポリシー』を記載しましょう。

プライバシーポリシーは、インターネット上でひな型が公開されています。ただし、そのまま使うと、自社内での個人情報の取り扱い方法にそぐわないかもしれません。

トラブルにつながることもあるため、必ず自社の実情に合わせた内容に改変して記載します。

また、プライバシーポリシーを記載したら、同意することを明示するチェック欄も設けましょう。参加者が内容に同意しているかどうかが明確になります。

合わせて読みたい記事「アンケート作成のコツ|設問や回答率アップするアンケートの取り方

ウェビナーでアンケート作成や投票ができるツール例

投票、アンケート作成ができるツール例

ウェビナーでアンケートを実施する場合には、アンケートを作成できる配信ツールを使用すると便利です。

 Zoom

Web会議ツールとしてビジネスシーンで利用されることの多いZoomは、ウェビナーにも利用できます。特徴は、『ウェビナー開催中の投票と終了後のアンケートを告知』できる点です。

開催中にアンケートを実施したいときには、投票の機能を使用します。投票の設問は事前に作成可能です。ウェビナー開始前にマイミーティングから作成しておくとスムーズに実施できます。

単一選択と複数選択の設問が作れるため、簡単に回答できる設問になるよう工夫しましょう。

終了後のアンケートは、Zoom退出後にブラウザーにURLが表示される仕組みです。事前にアンケートURLを入力・保存しておくことで、自動的に表示されます。

Zoom×日商エレクトロニクス <最も満足度の高いWeb会議システム>

Cocripo

快適に300人まで同時接続ができるツールです。パソコンはもちろん、スマホやタブレットにも対応しているため、ウェビナーの視聴も開催も、どこにいてもできます。

アンケートを実施できるタイミングは、ウェビナー開催中と終了後です。開催中のアンケートは、4択までの選択式を設置できます。設問の数は無制限です。

終了後のアンケートは、4択までの選択式の他、自由記述の設問を設置できます。加えて、主催者コメントという設問以外のテキストも設置できるため、参加者へのメッセージをプラス可能です。

開催中のアンケートと同様、設問は無制限に設定できます。

ウェビナー(Webセミナー)ならコクリポ | ウェビナーをあたりまえの社会にするコクリポ

LOGOSWARE GigaCast

ウェビナーの実施に必要な配信機能はもちろん、告知・申し込み・アンケートまでできるツールです。LOGOSWARE GigaCastがあれば、ウェビナー開催に必要な作業を全てツール内で完結させられます。

ライブ配信中にアンケートを実施できるのはもちろん、『オンデマンド配信』でもアンケートを実施できるのが特徴です。アンケートのタイミングを配信内容に合わせられるため、高い回答率が期待できます。

会場セミナーからウェブセミナーに切り替えるなら「GigaCast」

ウェビナーアンケートの外部サービスを使う方法も

外部サービスを使う方法も

アンケートの作成を外部サービスで実施する方法もあります。日頃使用しているツールに合わせて外部サービスを選ぶと、使い勝手がよいでしょう。

Googleフォーム

選択肢・プルダウン形式・評価スケールなど、『さまざまな形式の設問』を設置できるのが特徴のサービスです。アンケート内に画像や動画を埋め込むこともできるため、イメージ通りのアンケートを作れます。

ウェビナーの雰囲気に合わせて、色やテーマを変更できるのも魅力です。また、アンケートはメールで送信したり、HTMLを取得して埋め込みをしたりできるため、いろいろな告知の仕方ができます。

参加者からの回答が自動的に集計されるのも特徴です。回答状況をリアルタイムでチェックできます。

集めたデータをスプレッドシートで分析することもできるため、日頃からGoogleのツールを使用している場合に便利です。

Google フォーム – アンケートを作成、分析できる無料サービス

Microsoft Forms

Microsoftのサービスをよく使用しているなら、Microsoft Formsを利用してアンケートを作成するのが向いています。Office365のツールとも連携できるため、Excelを使用してデータを集計したい場合にもよいでしょう。

作成したアンケートは、URLを取得してメールやSNSで共有したり、HTMLを埋め込んでサイトに表示させたりできます。

また、MicrosoftにはTeamsというウェビナーにも使用できる、チャットやビデオ会議のツールがあります。そのため、Formsと連携させることも可能です。

Microsoft Forms にサインインする – Office サポート

合わせて読みたい記事「アンケート集計はソフトが便利で楽?メリットや選び方を紹介

まとめ

ウェビナーを開催したら、アンケートを実施しましょう。名前や連絡先といった基本的な情報の他に、参加した理由や質問の項目を設けることで、お客様のニーズを探れます。

お客様が何を求めているのかはっきりと分かるため、最適なアプローチで信頼関係をスムーズに築きやすくなるのです。ただし、回答率アップのために、設問数は最小限にします。

その他にも、アンケートの通知を複数回行うことや、プレゼント・プライバシーポリシーの記載なども、回答率を高めるために有効です。

アンケートは、ウェビナーを開催するツール内で作成してもよいですし、外部サービスで作成してもよいでしょう。日頃使っているツールやサービスに合わせて、使い勝手のよいものを選ぶと便利です。

また、ウェブナー告知から運営・分析まで全てをワンストップで効率化していきたい方には、弊社のイベントの大小に関わらず、定額制・使い放題のウェビナーオンライン受付管理「SPIRAL®」もおすすめです。プログラミング知識不要で簡単アンケート作成が可能で、問い合わせ・資料請求は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

SPIRAL®のお問い合わせ・資料請求はこちら

資料ダウンロード

セミナー受付・管理を効率化/SPIRAL® Seminar

Webイベント(ウェビナー)オンライン受付管理に
関連するソリューション