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WordPress予約システムをGoogleカレンダーと連携させよう。おすすめプラグイン3選

掲載日:2020年9月4日更新日:2024年2月21日

予約システムは、簡易的なものであればGoogleカレンダーで作成できます。しかし、使い勝手も重視するなら、予約システムとの連携がおすすめです。そこで、WordPressで作れる予約システムとGoogleカレンダーの連携方法や、おすすめプラグインを紹介します。

Googleカレンダーと予約機能

Googleカレンダーと予約機能

Googleカレンダーは、単に予定表として使うだけでなく、予約システムとして使うことも可能です。どのように設定すれば、予約システムとして使えるのでしょうか?

予約枠機能の使い方

予約システムとしてGoogleカレンダーを利用するにはデフォルト搭載されている『予約枠機能』を使います。

予約機能枠を用いた予約システムは、以下の流れで作成可能です。

  1. Googleカレンダー内『新しいカレンダーを作成』をクリックし、予約フォームなど任意の名前を付ける
  2. Googleカレンダー上で予約を受け付ける時間を設定する
  3. 『詳細設定』の項目から、営業時間、曜日、場所や説明を追加する

設定を終えたら、カレンダーのURLを公開することでユーザーからの予約を受け付けられる状態となり、予約が入ればその情報がメールで送信される仕組みが完成します。

Googleカレンダーの予約機能を使うメリット

Googleカレンダーの予約機能を使うと、「コストがかからない」「簡単に共有できる」という2つのメリットがあります。それぞれ詳しく解説していきます。

ゼロコストで予約管理ができる

Googleカレンダーを使うために必要なものは、無料で作成できるGmailアカウントだけです。

前述のように、Googleカレンダーに備わっている予約枠機能を使用すればよいため、新たにコストがかかることはありません。

ゼロコストで予約管理が行えるので、初めて予約管理を行う方にもお勧めです。

他のユーザーと簡単に共有できる

また、Googleカレンダーで作成した予約管理用ページを、他のユーザーと共有するのは非常に簡単です。URLをメールやメッセージで送信するだけなので、共有の手間もかかりません。

また、公開範囲も設定できるため「誰とどこまで共有するか?」を自由に決められます。

不要になったアカウントとの連携は解除できるため、一定のセキュリティが保たれるのもメリットです。

外部サービスとも連携が可能

Googleカレンダーは、外部のサービスと連携させることができます。

Googleカレンダーだけでは実現できない機能を、外部のサービスで補うことが可能です。

Googleカレンダーの予約機能のデメリット

メリットがある一方で、Googleカレンダーの予約機能にはデメリットもあります。それは、「詳細設定が難しい」「単独では使いづらい」ということです。こちらもそれぞれ解説していきます。

予約する側もGoogleアカウントが必要

Googleカレンダーを使うためには、Gmailアカウントが必要です。つまり、予約する側もGoogleアカウントを持っていなければいけません。アカウントの無いユーザーに対しては、店舗側で予約管理をするといった、別の手間が発生する可能性があります。

Googleアカウントの登録は無料のため、比較的登録のハードルは低いです。しかし「わざわざ新しいアカウントを作るのは面倒」という方もいるので注意が必要です。

デザインのカスタマイズ性が低い

Googleカレンダーは、デザインが非常にシンプルです。

平日のみ表示したり、祝日カレンダーを表示したり、簡易的な見た目の調整は可能ですが、全体の色などのデザインは変えることができません。変更が可能なのは、予定の色だけです。

予約機能をWebサイトへ組み込んで運用する場合、サイトのデザインに合わせることができないなどといったデメリットがあります。

詳細な予約設定は難しい

比較的簡単に予約システムを作成できるGoogleカレンダーですが、『詳細な予約設定がしにくい』というデメリットがあります。

例えば、Googleカレンダーの予約枠機能では、一つの予約枠に1名しか予約できません。マンツーマンのサービスであれば問題ありませんが、1枠に複数名の予約を受け付ける場合には向いていないのです。

予約が入ったときにメールで通知される情報が限られている点も、使い勝手の悪さにつながることがあります。

ユーザーのGoogleアカウントにひもづく名前・メールアドレス・予約希望日時は通知されますが、その他の個人情報は分かりません。そのため、ユーザーへのフォローがしにくい可能性があるのです。

デメリットはWordPressとの連携で解決!

ここまで紹介してきたデメリットを、一気に解決できる方法があります。
それは、WordPressとの連携です。

そもそもWordPress (ワードプレス)とは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼ばれる無料のソフトフェアです。WordPress を使えば、簡単にサイトやブログの作成を行うことができます。

Webに関するプログラミング知識が全くない方でも、サイトの管理や記事の投稿ができるため、世界中の多くの人に使われています。世界のサイトのおよそ4分の1はWordPress で作られていると言われており、実際に企業のサイトもWordPressで作られていることが多いです。

たくさんの利用者がいるため、何か問題が発生した際の対処も容易というメリットもあります。

また、WordPressで使える「プラグイン」というものを活用し、Googleカレンダーと連携させることで、以下の3つメリットがあります。

  • 予約する側もGoogleアカウントが不要になる
  • デザインを自由にカスタマイズできるようになる
  • 詳細な予約設定ができるようになる

それぞれどう解決できるのか詳しく見ていきましょう。

予約する側もGoogleアカウントが不要になる

通常、Googleカレンダーの予約枠機能を使用する場合は、ユーザーもGoogleアカウントが必要になります。

しかしWordPressと連携することによって、ユーザーがGoogleアカウントを持っていなくても、予約をすることができるようになります。

デザインを自由にカスタマイズできるようになる

WordPressと連携すれば、自社のテーマカラーに色を合わせたり、表示方法を変更したり、細かなカスタマイズができるようになります。

カレンダーを掲載する予定のWebサイトに合わせたデザイン設定が可能になり、統一感のある予約サイトにすることができます。

詳細な予約設定ができるようになる

WordPressと連携することで以下に挙げる詳細な予約設定ができるようになります。

・1つの予約枠に複数ユーザーの予約
・日単位の予約設定
・ユーザーへの自動確認メールの送信
・自社宛ての自動メール送信

以上のようにGoogleカレンダー単独ではできなかった細かな機能も設定することができるようになります。

WordPressの使い方

WordPressの使い方

予約システムとしてGoogleカレンダーを使用するには、WordPressとの連携が便利です。まずは、WordPressの設定や、予約システムに必要なフォームの作成をしましょう。

必要な準備と設定方法

最初にWordPressを開き、予約システムのプラグインをインストールしましょう。『プラグインの有効化』を選択したら下準備が完了です。

設定方法はプラグインにより異なりますが、おおよその流れは同じです。今回は『MTS Simple Booking C』を例に挙げ、設定方法を紹介します。

  1. 予約システムの各種設定メニューを表示させ、『予約パラメータ』タブを選択し予約受付機能を有効化し、『変更内容を保存』をクリック
  2. 各種設定メニューから『施設情報』タブを選択し、企業名・住所・電話番号などの必須情報を入力し、『変更内容を保存』をクリック

最低限の機能であれば、上記の方法で完了します。より便利に使うためには、追加で予約フォームの項目や、予約確認メールの内容なども記載しておくとよいでしょう。

フォーム作成と動作確認

次に、『予約カレンダーを表示するページ』『予約フォーム』『完了画面』の3ページを作成し、予約フォームを仕上げましょう。

予約カレンダーを表示するページは固定ページで作り、ショートコードを埋め込みカレンダーを表示させます。予約フォームと完了画面は、ブランクの固定ページです。

ただし、作成しただけでは、どのページへもサイト上部のメニューバーからアクセスできます。そこで、メニューバーを編集し、予約カレンダーのページのみが表示されるように変更しましょう。予約を考えているユーザーの途中離脱を防ぐためです。

最後にきちんと動作するか、実際の予約手順を試しましょう。成功していれば、予約カレンダーから予約でき、確認メールが届きます。

連携可能プラグインおすすめ3選

連携可能プラグインおすすめ3選

予約システムのプラグインにはさまざまな種類があり、選び方が分からず迷うこともあるでしょう。そこで、Googleカレンダーと連携可能な3種類を紹介します。

Booking Package

『Booking Package』を使用すると、幅広い分野の予約フォームを作れます。時間単位の予約はもちろん、日単位の予約にも対応しているため、宿泊施設でも利用可能です。

予約フォームはもちろん、お客様への確認メールや、自社宛てのメールも設定できます。設定項目は多めですが、その分高機能です。

さらに、有料版だと、オンライン決済やユーザーアカウント機能も利用できます。

Booking Package

Amelia

予約システムの見た目にもこだわるなら、『Amelia』がぴったりです。

デザインはもちろん、機能面も充実しています。サロンや美容室の予約に向いているbookingタイプと、コンサルタントや士業の予約にぴったりのeventタイプから、自社に向いている予約方法を選択できるのです。

また、日本語化され使いやすいのも魅力といえます。

Amelia

Pinpoint Booking System

予約カレンダーのカスタマイズがしたい場合には『Pinpoint Booking System』が向いています。色を自社のテーマカラーにしたり、表示する月数を変更できます。

日単位でも時間単位でも予約ができるため、ホテルや旅館でも使用できます。ただし、日本語に対応していないため、国内向けに使用する場合には翻訳する必要があります

Pinpoint Booking System

まとめ

予約システムを導入する際、Googleカレンダーの予約枠機能を使って作成可能です。ただし、詳細設定は難しいため、WordPressなどの外部システムと連携すると便利でしょう。

WordPressにプラグインを設定し、連携させることで、予約管理がしやすくなります。時間単位や日単位で予約できるタイプや、イベントを設定して予約できるタイプがあるため、自社に合うものを選びましょう。

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