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用語集

エイリアス

掲載日:2017年1月18日更新日:2024年2月27日

読み:エイリアス

英語名:alias

エイリアスとは、ファイル等の実体を別の名前で参照するシンボル及び機能のことである。元は「偽名、別名、通称」などの意味を持つ英単語である。

エイリアスを削除しても本体には何の影響もない。また、複数作成することもでき、どこに置いてもよい。本体を呼び出す情報だけを登録するので、エイリアス自体は数Kバイト程度に過ぎない。同様の機能を、Windowsではショートカット、UNIXではシンボリックリンクという。なお、UNIXでエイリアスと言った場合はコマンドを別名で登録する機能のことを指す。

エイリアスは、エイリアスレコードと呼ばれるファイル固有の情報を保存しており、ショートカットやシンボリックリンクと異なり、本体が移動したりファイル名が変わったりしてもリンクが切れることはない。

また、メールアドレスに別名をつけることをエイリアス(メールエイリアス)という。エイリアスのアカウント一つに対して、複数のメールアドレスを割り当てることができる。メールの転送やメーリングリスト等の用途に便利である。

例えば、部署やプロジェクトチーム毎にエイリアスを設定すれば情報共有が容易になる。宛先を上司、Ccを部署のエイリアスに設定して日報を送信することで、Ccでメールを受信した人が部署全体の進捗を把握することができる。

その他、外部からの問合わせ窓口のエイリアス等、メンバーが限定される場面では使い方次第で業務効率化が図れる。

ただし、メールエイリアスは個人が自由に登録・削除できる仕様ではないため、部署の異動などによって大幅なメンバー変更が発生する場合は、管理者が変更を反映し、最新のエイリアス参加状況を管理する必要がある。