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[Webアプリ開発編]オーダーメイド or DIY あなたはどちら派?【やまざき調べvol.36】

掲載日:2022年2月22日更新日:2024年2月27日

こんにちは!金融カスタマーサクセス部やまざきです。

年度末というと3月を想像される方が多いかと思いますが、スパイラル株式会社は2月が期末です。2021年度もいろいろな出来事がありました。

せっかく「情報資産の銀行」を謳う会社にいるんだし、金融本部内に蓄積された情報を分析したら、わかることがあるんじゃないかな?

と興味が湧いたので、弊社内の情報資産を元に金融業界のトレンドについて調べてみました。

弊社のサポートデスクには、SPIRALユーザーの皆さまから、日々さまざまなお問い合わせをいただきます。今回はユーザーの皆さまの過去3年分の生の声を「テキストマイニング」で分析してみました。コロナ禍が始まった2019年から現在まで、ビジネスだけでなく社会全体が大きく変化した3年間でしたが、ユーザーの皆さまのニーズも変化していることがわかりました。

分析した結果をもとに、今後の金融業界のDXの展望について考えてみます!

「非対面で売上を伸ばす」流れが本格化した一年

手始めに、2021年にから新たにSPIRALを導入いただいた金融業界のお客様(金融本部で担当しているお客様)の、用途を顧客管理システムで調べてみました。

履歴を分析してみると、最も多い用途は「契約申込みのWeb化」でした。具体的には、保険契約や口座開設など、売上や業績に関わる手続きを分類しています。次に多いのは、接点強化です。接点強化については、ピンポイントで「過去にセミナーに参加した方に向けてメールで接点づくりをするため」という理由が多かったのが特徴的です。

今ある見込み顧客のご連絡先情報を有効に活用してナーチャリングし、Web上で契約につなげようという流れができていることを感じます。

2019年は「既存のデータ活用」2020年は「セキュリティ対策」2021年は・・・?

次に、金融本部で対応したサポートデスク宛のお問い合わせ過去3年分を、テキストマイニングツールで分析してみました。

2019年のサポート履歴に特に多く見られたキーワードは左上に、2020年のものは左下に、2021年のものは右側に表示されています。

コロナ前、2019年の履歴を見てみると、メール配信やDBデータの抽出など、SPIRALに蓄積されたデータの活用に関するキーワードが多いです。アプリケーションはスパイラル株式会社が納品し、そこに蓄積された顧客情報を担当者ベースで活用する傾向が強かったことが想定されます。

2020年、コロナ禍に突入した年を見てみると、アクセス制限やログイン者のID管理に関連するキーワードがまとまっています。コロナ禍でリモートワークが一気に増え、SPIRALを使う担当者様が増えたり、リモート勤務時のセキュリティ性を高めるためにアクセス制限を行う方が多かったことがわかります。

2021年は、アプリ自体を内製で開発することに関連したキーワードがまとまっています。「自分達でアプリを作りたい」という声が特に多い一年でした

DX専任の方からサポートデスクにお問い合わせをいただくことも増えたな

実際に、SPIRALを使って内製化できる体制を準備しているお客様が増えています。弊社で納品したシステムのご利用状況についてヒアリングを行う場でも「SPIRALの利用方法、操作方法を知りたい」という声を多くいただいており、「開発会社に委託して作ってもらう」時代から、「自分達で学んで、自分達で作る」時代に移っていることを強く実感しています。

保険申込みや口座開設など、複数のシステムやツールとの連携が必要だったり、入力項目が複雑なもの、高いセキュリティ性が求められるようなものは開発を委託して、スピードが求められるものや小さなものは内製で作る。そんなハイブリッドな体制が加速していくのでしょうか。

社会の急激な変化に対応するには内製化と〇〇

内製化を推進する上での課題

内製化の波、ついに来たな!!

・・・と思うところですが、「DX白書2021」(2021年12月、独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター 閲覧日:2022年2月15日)によれば、日本はまだまだ内製化率が低いです。さらに、内製化が進んでいる米国企業と比較すると、「内製化を進めれば出てくるはずの課題」の認識が低い傾向にあります。

具体的には、下記が挙げられます。

ITシステムの開発手法・技術の活用課題

  • アジャイルな手法・技術と相容れない組織文化
  • 変化に対する組織の抵抗
  • 経営の理解や支援がない
  • ITの開発・運用プロセスにチーム全体で一貫性がない
  • 従来の開発手法から変更しなければならないこと
  • チームのコラボレーションが不十分
  • 規制順守(コンプライアンス)の問題
  • ツールやデータが断片化されており測定できない

DX白書2021」(2021年12月、独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター 閲覧日:2022年2月15日)p.229より抜粋

今内製化に向けて本格的に取り組んでいるご担当者様の中には、すでにこうした課題をお持ちの方もいらっしゃるのかもしれません。内製化の流れが進めば、日本でもより多くの企業がこうした悩みを抱えることになりそうです。

今後、私達プラットフォーマーから課題解決に向けてお手伝いできることがないか、注目していきたいです。

内製化が必要な理由と、もう一つの解決策

そもそも、内製化が広まっているのはなぜかというと、社会の急激な変化に適応した開発を行うことでDXを進めていくためです。

「DX白書2021」では、社会の急激な変化に適応する方法が、内製化以外にももう一つ提示されていました。

それは、ベンダーとの契約体制を変更することです。

そもそも、開発が社会の変化に追いつかないのは、開発を依頼後、ベンダーから納品されるまで待っているからです。スクラッチ開発の場合、要件定義から納品されるまで半年以上かかる場合が多いですが、その間に社会は変化してしまいます。その一方で、セキュリティや技術要件の高い案件など、内製では開発が難しい場合もあります。

実際に、今年は保険契約や口座開設など、取り扱う情報が多そうな案件でのSPIRAL利用が多かったな。

そのため、より柔軟にベンダーと開発を進められるような関係性を作ることも、解決策の一つです。

オーダーメイド派の方もDIY派の方も、DXをお手伝いします!

社会の急激な変化に適応した開発を行っていくには、内製化や開発会社との契約形態変更などが有効です。実際に、2021年の弊社金融本部の営業活動を振り返っても、内製化の波が来ていることが分かりました。

2022年も金融業界のDX推進に少しでもお役に立てるよう活動してまいります!

もちろん、今後もご発注いただければ弊社でアプリケーション開発を代行させていただきますし、高いセキュリティ要件が求められるような場合には、セキュリティチェックシートにも回答します。

なお、セキュリティチェックシートの回答作成には通常2週間~かかりますのでご了承ください。

特に案件難易度が高い場合は要件定義に時間がかかりますが、要件定義段階からお手伝いさせていただければ、その後の開発をスムーズに進められます。

内製化をするにも、SPIRALをうまく使いこなせるか不安を抱いている方も、ご安心ください。SPIRALユーザー様向けのお問い合わせ窓口「ユーザーズデスク」にご相談いただければ、標準機能の範囲内で実装できる部分の操作方法をしっかりご案内させていただきます。実際にサポート担当のご案内のもと、プログラミング知識が無いご担当者様がアプリ開発を行うことも増えてきています。

その他、ちょうど今月、2022年2月に「SPIRAL ナレッジサイト」をリリースしました。ユーザー同士で開発ノウハウを発信することでシステム開発の属人化を防ぐものです。こちらもぜひご利用ください!

特にSPIRALver.2では、設定や開発を徹底的に支援することでユーザーの内製化を支援する「内製化支援サービス」も準備中です!

また、「現場の方のローコード開発スキルを高めて内製化できる体制を作りたい」という方向けには、金融カスタマーサクセス部にて個社単位での操作セミナーの開催も検討中です。まだまだ企画段階ではございますが、ご興味がございましたらぜひお声がけください。

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