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ARTICLEイベントアンケートの例文テンプレ|設問設計のポイントまとめ
どういった内容のイベントアンケートであれば、自社にとって有益な情報を得ることができるのでしょうか。本記事では、質問の作り方や配置の仕方など押さえておくべきポイントをまとめていますので、ぜひ回答率の高いイベントアンケート作りの参考にしてください。
イベントアンケートは質問設定が重要
どういったアンケートの内容であれば回答者にとって答えやすく、またほしい情報を引き出すことができるのでしょうか。
途中で離脱することなくアンケートに答えてもらうには、いくつかの重要なポイントがあります。
今回は『重要な項目を冒頭にする』『的を絞った質問をする』『答えやすい質問をする』という3つのポイントについて、それぞれ詳しく解説します。
重要項目は序盤で
イベントアンケートでは、重要項目を冒頭に持ってくるのがとても大切です。その理由は、人の集中力と関係しています。集中力はそれほど長く続きません。アンケートの後半になるにしたがって、いい回答が得られなくなる可能性が高いのです。
また、アンケートの後半は、残り時間を気にしてさっとすまされてしまうことも考えられます。そのため、最もアンケートに集中していて、時間にも余裕のある冒頭部分で、絶対に回答してほしい大切な質問をしましょう。
項目の優先順位をよく考え、アンケートを構成してください。また、項目ごとの関連性も考えて並べることも重要です。
質問の的を絞る
イベントアンケートの質問は、的を絞ることが大切です。例えば「感想を自由に記述してください」よりも「一番興味を持った内容はどこでしたか?」「不要と感じた部分はどこでしたか?」という質問の方が、かんたんに答えられます。
イベント全体についての曖昧な質問はせず、具体的な部分についてどうだったかを質問するのです。質問の的を絞ることで、空欄のまま提出されるアンケートを減らせます。
答えやすい質問にする
答えやすい質問内容にすることで、途中離脱率を下げ、回答率を上げることができます。有益な情報を引き出すのに、とても大切なポイントです。
では、答えやすい質問とは具体的にどういったものでしょうか。答えやすいイベントアンケートのコツは、大きく分けて下記の3点です。
- ターゲットに合わせて質問を作る
- 質問の文章は一文を短くする
- 選択形式の質問にする
まず大切なのは、ターゲットに合わせることです。例えば、特定の業界関係者を集めたイベントであれば、質問に専門用語を入れても理解されます。しかし、一般の人がターゲットなら、専門用語の使用は不適切です。
質問の文章は一文を短くすることも重要です。短文で質問を作ることで、誰にでも理解しやすくなります。
また、回答形式を選択式にするのも有効です。文章を書くよりもかんたんに回答できるので、答えやすくなります。
セミナーのアンケート項目サンプル。最低限設けておきたい質問とは
イベントアンケートの回答率アップのコツ
イベントアンケートの回答率を上げるポイントは、『アンケート自体をできるだけシンプルにすること』と『アンケートのための時間を設けること』です。それぞれ詳しく解説していきます。
記載はなるべく少なく
アンケートの回答率を高めるためには、シンプルなアンケートを心がけましょう。あまりにも情報が多いと、回答者にとって負担になってしまいます。以下の4つのコツを押さえましょう。
- 項目は優先順位の高いもののみにする
- A4サイズ1枚におさめる
- 小さ過ぎる文字や長過ぎる文章は避ける
- 回答は選択式を多めに設定する
アンケートは、内容も見た目もすっきりさせることを意識します。まず、質問項目は重要なものに絞り、項目数を増やし過ぎないようにしましょう。分量の目安はA4サイズ1枚です。何枚にもわたる長いアンケートは、回答が面倒になってしまいます。
A4サイズ1枚におさまっていても、文字が小さ過ぎる、文章が長過ぎるというのは逆効果です。適切なフォントサイズ、端的な文章で構成しましょう。回答形式は記述を少なく、選択式を多くすると回答率アップが期待できます。
イベントアンケート回答時間の確保
イベントアンケートの回答率アップを目指すなら、アンケートの回答時間を作りましょう。アンケートの時間は休憩時間と兼ねていることも多いですが、それでは時間が足りないことがあります。
参加者全員が席についているときに、アンケートの時間を作れるように、タイムスケジュールを組んでおくとよいでしょう。
また、アンケートを受付時に配るなど、先に参加者に渡しておくのも有効です。最後まで出席できない人、急いで会場を後にしなければいけない人にも、アンケートに回答してもらいやすくなります。
イベントアンケートの例文
では、イベントアンケートは具体的にどのように書くのでしょうか?
例文を紹介します。
一般形の例
まず紹介するのは、どんな種類のイベントにも活用できる、一般型の例です。下記の表に示した内容で構成しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
アンケート名 | 〇〇(イベント名)に関するアンケート |
冒頭文 | 本日は〇〇(イベント名)にお越しくださり、誠にありがとうございました。今後の参考にさせていただくため、ご感想・ご意見をお聞かせください。 |
質問 | ・性別・年齢・職業・居住地 ・イベントを知ったきっかけは?(SNS・検索エンジン・公式サイト・メルマガ・その他) ・イベントに参加した理由をお聞かせください(興味がある登壇者がいた・企画に興味を持った・参加者との交流・参加特典が魅力・その他) ・イベントでよかった点をお聞かせください(自由記述) ・イベントで気になった点・改善してほしい点があればお聞かせください(自由記述) ・イベントの満足度(5段階評価)とその理由をお聞かせください(自由記述) ・次回も参加したいと感じましたか? ・イベントへのご意見やご感想、今後期待することをお聞かせください(自由記述) ・今後、イベント情報の配信を希望しますか? ・配信をご希望の場合には、氏名とメールアドレスをご記入ください |
質問をできるだけ選択式にすることで、回答率アップを目指しましょう。イベント情報の配信希望を聞くことで、リピーターの獲得につなげるのもポイントです。
企業セミナーなどのビジネス用途の例
次に、企業セミナーなどビジネス用途のイベントアンケートの例を紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
アンケート名 | 〇〇(イベント名)アンケート |
冒頭文 | 本日は〇〇のイベントにご参加くださり、ありがとうございます。今後のイベント運営のために、ご感想・ご意見をお聞かせください。 |
質問 | ・氏名、会社名、部署、役職、電話番号、メールアドレス ・イベントを知ったきっかけは?(当社営業担当・SNS・検索エンジン・公式サイト・メルマガ・その他) ・イベントの満足度(5段階評価)とその理由をお聞かせください(自由記述) ・イベントの全体的な感想をお聞かせください(自由記述) ・イベントで興味を持った内容をお聞かせください(自由記述) ・イベント内でご紹介した製品、サービスの検討状況をお聞かせください(導入を検討中・興味があり情報収集の段階・現時点で導入の予定はない) ・今後のイベントで期待するテーマをお聞かせください(自由記述) |
ビジネス用途のアンケートでは、商品やサービスについての質問を入れましょう。そうすることで、今後の営業に必要な情報を集められます。
まとめ
回答率の高いイベントアンケートを作るには、参加者が答えやすい質問設定をすることがとても重要です。
重要項目を冒頭に配置する、的を絞った質問をする、という工夫をしましょう。選択式の回答方式で、かんたんに記入できるようにするのも効果的です。
また、内容はできるだけシンプルに、必要不可欠なものだけで構成します。具体的に挙げたアンケートの例を参考に、回答率がアップするイベントアンケートを作成しましょう。
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