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セミナー管理の業務効率化を図るQRコードの活用術

掲載日:2017年8月7日更新日:2024年2月21日

SNSと連動させることで企業のQRコード活用が広がっている

食品やビールなど酒類の箱、ペットボトルの蓋などにQRコードのシールが貼り付けられていたり、街で配布されているポケットティッシュやチラシ、フリーペーパーなどにも印刷されていたりするQRコード。

現在では、航空機の搭乗券やプロ野球の入場チケット、コンサートチケットに利用されるなど、その活用の幅は広がっています。 QRコード読み取り機能は、フィーチャーフォン全盛期から搭載されていました。

スマートフォンにも、あらかじめQRコードを読み取れるアプリが搭載されているほか、初期搭載されていなくてもQRコード読み取りアプリを無料ダウンロードすることで利用ができるようになります。

このような状況を受けて、QRコードは日常生活により身近なものとなり、企業のマーケティングとして活用する例も増加するようになっています。 SNSの普及によって、SNSと連動したQRコード活用も活発化しています。

これまでは企業がユーザーとつながりを持ちたい場合、QRコードでアクセスした先で

  • メルマガに登録させる
  • 会員システムに登録させる
  • プレゼントに応募させる

などといった手段で個人情報を取得しなくてはなりませんでした。

ユーザーにとって個人情報をわざわざ登録するというのはややハードルが高く、なかなか企業側の意図する結果に繋がりにくかったというのが現実でしょう。

しかし、LINEやTwitter、FacebookなどといったSNSでは、企業とユーザーは「友だち追加」や「フォロー」「いいね!」などを通じて、簡単につながりを持つことできます。

ユーザーはわざわざ個人情報を入力することもなく、ボタン一つで企業からの情報を得ることができます。解除も簡単にできるため、企業とユーザーがつながるハードルは大きく下がったのです。

また、これまで企業がQRコードマーケティングを行いたい場合は、専用の受け皿(モバイルページやメルマガ用アドレスなど)を用意する必要がありました。

しかし、すでにLINEやTwitterアカウント、Facebookページなどを持っていれば新しく受け皿を準備する必要はありません。さらに、SNSはその特性上、企業とユーザーという1対1の関係だけでなく、その周囲の友人をも含めた関係性を築ける可能性まであるのです。

QRコードは企業の業務効率化にも寄与する

またQRコードはユーザー側に読み取らせるだけでなく、企業側が「QRコードを読み取る」ことで業務効率に貢献させる例も増えています。

たとえば、イベントやセミナーなどの受け付け業務でQRコードを活用するといった例です。 これまでイベントやセミナーでの受け付けといえば、フルネームや登録番号などが記載された参加票を参加者が窓口に提示し、その情報をリストと照らし合わせてチェックしていく、といったアナログな方法がとられていました。

しかしこのような方法だと受け付け業務が煩雑になりますし、参加リストへの記載漏れがあった場合には対応にかかる時間が大幅に増えてしまうこともありました。

参加者一人ひとりにQRコードを発行すれば、このようなタイムロスやトラブルを回避することができます。窓口にはタブレットなどQRコードを読み取る機器を準備。現場では参加者に配布したコードを読み取るだけで、受け付け業務を終わらせることができるのです。これによって、大きな業務効率改善につなげることができます。

QRコードとデータベースとを紐づけることで顧客分析の活用も

参加者の受け付けをQRコード化するメリットは、業務効率化だけにとどまりません。

QRコードをデータベースと紐づけることによって、読み取り時に初めての参加者なのか、リピーターなのかが瞬時に判明します。 また、イベントやセミナーなどの参加状況をデータベースに蓄積していくことにより、その後の顧客情報の分析に役立てることや、アンケートメールを送信するかどうかなどへと活用していくことも可能です。

とはいえ、参加者ごとのQRコードを発行することが簡単にできても、そのQRコード情報と自社のデータベースと連携させることは、システムの構築に時間とコストが必要です。

迅速に、かつ安定したシステムでQRコードを活用するためには、クラウドサービスを利用することが近道でしょう。クラウドサービスを利用すれば、短時間・低コストで実現することができます。

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